アパグループは1971年に石川県で創業し、注文住宅から戸建分譲、マンション分譲、ホテル事業、総合都市開発へと事業を拡大・発展してきました。創業来、列島改造ブームとオイルショック、80年代のバブル経済とその崩壊、2000年代のファンドバブルとリーマンショックといった経済大変動を成長のチャンスにつなげ、創業来50年以上にわたって一度の赤字を計上することなく、成長・発展を遂げることができました。
今やアパグループは、事業の大半をホテル事業が占めていますが、業界に先駆けて自動チェックインシステムやキャッシュバック付き会員システムを導入するなど、業界の常識に囚われない取り組みが、今日の成功の要因だと思います。
2022年4月より、元谷一志CEOを中心とした新経営体制へ移行しました。日本で圧倒的No.1のホテルチェーンを目指して、引き続き私も経営をサポートしていきます。

2022年4月に社長兼CEOに就任して以来、アパホテルは「Even Better!アパホテル」をモットーに、「１ホテル１イノベーション」を自ら課し、ラボ（実験室）のような精神で常にハード面・ソフト面の双方で進化を続けてきました。直近では国内レジャー需要や訪日外国人が急回復したことを受け、2023年11月期は連結売上高1,912億円、経常利益553億円と過去最高の数値を記録し、中期5ヵ年計画「AIM5」における経常利益目標を3期前倒しで達成することができました。
アパホテルネットワークとして北米で展開しているホテルチェーン「Coast Hotels」についても、10,000室達成を目指して、カナダ国内だけでなく米国内での直営ホテルの取得を含め、ネットワーク拡大に力を入れてまいります。
アパグループは100年企業を目指し、令和の時代に合わせた組織型経営をベースに、常にイノベーションを起こし、日本のホテル文化を牽引していく所存です。