世紀末日本を問う

10_01 藤 誠志の体験時評集-I-
迷走日本に「渇」!

【著者プロフィール】 藤 誠志 小学生時代より読み続けた新聞による知識を、世界77 カ国にも及ぶ遊学と経験で検証し、あらゆる国の文化、慣習を身に付ける。キューバのカストロ首相との鼎談をはじめ、李登輝元台湾総統、金泳三元韓国大統領、エンフバヤル前モンゴル国大統領やエジプト学の権威ザヒ・ハワス博士など、これまで訪れた国々に多数の交友関係を築き、世界の政治・経済・軍事の情報をいち早くキャッチするとともに、歴史や文化、建築物、デザインなどに深い関心を寄せる。社会時評エッセイスト、CFプロデューサー、コピーライター、プランナー、デザイナーとして活躍するほか、射撃、テニス、スキーとともにモータースポーツをこよなく愛し、レース経験を持つ大のモーターファンで、オーストラリアFIAワールドラリーにプライベートチームをエントリーさせ、Nクラス総合世界第3位に輝く実績を持つ。


藤 誠志

藤 誠志

偏差値教育の殻をブチ破り、能ある鷹は爪を出せ。乱世にチャンスありと迷走する世紀末の日本に喝を入れ、百年に一回あるかないかの東西冷戦終焉に伴うかつて例を見ない好機の今、全力でトライし願望は自ら実現すべし。
人間与えられたものはいつか奪われ、入れたものしか出せない。故に体験を尊び、力を蓄え、あらゆる情報に関心を持ち、文字を拾い行間を掴み、時代の傾向を映像に、音楽に、時にはインターネットや電子メールに求め、50カ国を越す海外体験で得た知識と検証する。
あるときは熱い情熱をたぎらし、あるときは怜悧に計算をし尽くし、大局観をもって俯瞰し、美学において、哲学において、芸術学において、自らの世界観と歴史観をもって自らの生きざまに恥じるところ有りや無しやと・・・。
人間200年生きた人はいない。たった一度の人生、ならば人生のどの一瞬を切り裂いても悔いのないそんな人生をドラマチックに生きてみたい。
生死を賭けて極限のスピードに挑むレーサーのように恐れを知らぬ大胆さでしかも細心に生き抜くこと、それが限りないロマンである。
この書は私の生きた証しであり、冒険心と好奇心に多くの金と時間を費やし、時には命を賭けた体験をもとに私なりの考えを綴ったものである。若き諸君に連帯を求めてこの書を捧ぐ。

天道我にあらば百人と雖も我行かん。