2020年5月制作
SPECIAL MOVIE
CEO’S VOICE 「新都市型ホテル」を武器に国内シェア20%を目指す。
アパグループが、この50年間で成し遂げたこと。
アパグループは、1971年4月に不動産開発会社を設立しました。注文住宅事業から始めて、次に宅地造成をし建売住宅事業、そしてマンションの建築・販売事業を経て、1984年12月のアパホテル〈金沢片町〉の開業から、ホテル事業に乗り出しました。
ホテル事業に進出した理由は、マンション事業で出る売却益を、ホテルの減価償却と損益通算して利益を圧縮し、税金を節約するためでした。最初はこの減価償却のために、賃貸マンション事業を行ったのですが、家賃は相場で決定するため工夫の余地が少なく、思ったように収益を上げることができませんでした。しかしホテル事業であれば、経営のやり方次第で利益率を上げていくことが可能です。そこで私は、ホテルチェーンを築くことを決断しました。
では、どんなホテルを作るのか。観光客をメインターゲットにしたホテルでは、週末やお盆や正月の休みに宿泊客が集中します。一方、ビジネス客をターゲットにすれば、平日の集客が見込めます。稼働率を高めるために観光客もビジネス客も誘客するのですが、週に5日ある平日の稼働を収益安定化のために重視して、アパホテルは軸足をビジネス客に置くことにしました。
当初からビジネス客をメインターゲットに、そしてチェーン展開も見据えていたことから、集客の切り札として第1号ホテルのオープンから導入したのは、キャッシュバック付の会員システムです。出張の宿泊の場合、費用を負担するのは会社ですが、宿を選んで実際に泊まるのは社員です。その社員に選んでもらえるように、5万円分宿泊すれば、会員には現金で5千円キャッシュバックする仕組みを作ったのです。この会員システムは大当たりして、現在累計会員数は1,900万人に達しています。ですから、どこにアパホテルを作っても、会員の需要だけで20?30%の稼働率が確保でき、それを経営の基盤とすることができるようになりました。さらにフリーのお客様で稼働率を埋めていけば、そのホテルは儲かるホテルになるのです。この会員システムは、その後のチェーン展開に大きく貢献しましたし、これからもアパホテルの発展にも、強力な武器になると考えています。
最初のホテルが成功したため、まずは北陸一円にホテルを広げ、そして東京を中心としたその他の地域に進出していきました。2010年からの2期にわたる中期5ヵ年計画「SUMMIT5(頂上戦略)」「SUMMIT5-Ⅱ(第二次頂上戦略)」では、千代田区、中央区、港区、渋谷区、新宿区の5区を中心に、東京都心で集中的にホテルを建設しました。また海外では、アメリカとカナダにコーストホテルのブランドで38棟、ニューヨークに近いニュージャージー州ウッドブリッジに1棟のアパホテル、計39ホテルを北米に展開しています。
現在、アパホテルネットワークは世界で665ホテル、10万2,708室(※建築・設計中の25棟、海外、FC、パートナーホテル含む)と日本最大になりました。また経常利益は、2019年11月期までの5年間で累計1,670億円を計上し、しかも経常利益率は30%と世界最高水準になっています。この50年間を経て、アパグループが経営するアパホテルは、部屋数でも利益率でも、国内NO.1のホテルチェーンとなることができました。
「所有すること」へのこだわり。
アパホテルは自社所有、自社ブランド、自社運営を基本にしています。土地・建物の所有、ブランド、運営が別々というホテルは、日本でも世界でも珍しくありません。しかしアパホテルは先にお話しした通り、そもそもマンションの売却益とホテルの減価償却の損益通算を目的としていましたから、最初から所有にこだわっていました。また、減価償却が進むと建物の簿価が下がり、簿価に対する利回りは上昇していきます。私は資産価値と簿価との差額を含み資産と考え、これを増やす経営を行っているのです。
ホテルの利益率が30%だとしても、所有・ブランド・運営が別であれば、それぞれ10%しか儲けることはできません。しかしアパホテルはこの3つを直接担っており、これが30%の高利益率の秘訣なのです。節税のために始めたホテル事業でしたが、この利益率故に、今ではほとんどの経営資源をここに集中させる、アパグループのメイン事業となっています。
東京に新規のホテル建設を集中させたのにも意味があります。地方だと70%の稼働率でも良い方なのですが、東京のアパホテルは100%以上の稼働率で運営することができ、しかも単価が高く、収益力が非常に高いのです。100%以上というのは、大浴場や食事を楽しんだり、テレワークを行ったりといった日中の部屋を活用した「日帰りプラン」も、臨機応変に販売して収益を上げているからです。
もちろん東京は地価が高く、建築費も若干高めです。しかし今は、金利がかつての10分の1以下になっています。そして収益率は、どんなホテルでも最低5%は確保できます。これらを勘案すれば、思い切って多額の融資によって東京都心でホテル建設を展開しても、十分に利益を確保することができるのです。低金利の時代は、借金をしてでもモノを豊富に所有して、収益を確保するべきです。だから私は、東京都心でのホテルの所有にこだわったのです。
利益率は、キャッシュフローの潤沢さも生み出しました。そのため2020年のコロナ禍の中においても、自己資金によって積極的なホテル買収・新規出店等の事業展開を行うことができました。またアパグループの過去の実績と強い財務基盤を評価して、新規案件に関して、金融機関からも積極的な融資提案を受けています。これらもアパグループの大きな強みでしょう。
ピンチをチャンスに変える。
急速な成長を遂げてきたアパグループですが、50年の間には、2度にわたるオイルショック、バブル経済の崩壊、ファンドバブルの崩壊等、何度も危機が訪れました。しかし私は、これらをチャンスに変えてきました。好景気の時には誰も資産を手放したがりませんが、経済情勢が厳しくなれば、市場から撤退する企業が資産の売却を始めます。この時が、積極的な購入によってシェアを拡大するチャンスなのです。このコロナ禍も同様で、既にアパグループは昨年から今年にかけて、4棟のホテルを購入しています。
2007年のアパホテルやマンションに対する耐震偽装騒ぎも、ピンチがチャンスに変わった一例です。アパグループは真っ当に設計を依頼し、設計を元に建築確認の申請を行い、それが認められた上でゼネコンに発注して建設を行っていました。その過程のどこかに偽装があったというのなら、アパグループはむしろ被害者でした。しかし強度が不足と指摘されたホテルは全て、補強工事を行った上で再オープンをしましたが、この事件をきっかけに金融機関から融資の返済要求があり、一部の資産を売却してそれに充てました。そして翌2008年9月にはリーマン・ショックが起こり、地価が暴落したのです。アパグループは、暴落前の最高値で資産売却を行っていたので被害はなく、逆に売却で生まれた潤沢なキャッシュで安くなった物件を購入することができ、その後の中期5ヵ年計画「SUMMIT 5」の礎を築くことができました。何事も前向きに考える姿勢が、このような運の良さを招き入れたのだと考えています。
国内でのホテルシェア20%を目指して。
2020年3月、アパグループは中期5ヵ年計画「SUMMIT 5-Ⅱ」におけるホテル部門の目標「客室数10万室、売上高1,200億円」と住宅部門の目標「売上高500億円、マンション管理戸数3万戸」を達成しました。また、この年スタートした中期5ヵ年計画「SUMMIT5-Ⅲ」では、2025年での客室数15万室、売上高2,000億円を目標にしています。この目標は「全力で頑張れば達成できる数字よりも少し上の数字」となっています。現在、東京23区内の直営ホテルは78棟・1万9,000室(建築・設計中を含む)で、首都圏・関西を中心にタワーホテル2棟・3,764室を含む25棟・9,750室が建築・設計中(2021年5月31日現在)と、着々と目標達成に向けて動いているところです。
2020年に起こった新型コロナウイルス感染拡大ですが、私は特に驚いてはいません。2003年のSARS、2015年のMERS等の感染症の拡大とその影響を見ていた私は、数年前からホテル業界最大の危機はパンデミックだと公言していました。戦争や自然災害も、人の動きを抑えるものとして同様にホテル業界の「危機」要因なのですが、これらは局所的なものです。しかしグローバルな時代においては、パンデミックは世界中で急速に拡大し、その影響は絶大です。今回はこの危惧が現実になりました。しかし、国内のホテル業界での寡占化一番乗りを目指しているアパホテルにとっては、この新型コロナウイルス感染拡大もチャンスに変えることができると、私は考えています。
一般的には、20%のシェアを獲得する企業が登場することが、寡占化の始まりとされています。今、アパホテルの国内シェアは約8%です。これを将来的には、20%にまで拡大していきたいと考えています。しかし今の客室数を2.5倍にすればいいというわけではなく、3倍以上にしなければならないでしょう。なぜなら、日本のホテル市場は今後もさらに拡大していくと見込まれるからです。まず、日本国内の旺盛な需要を取り込んでシェア20%を獲得し、圧倒的な国内No.1を確立した上で海外展開を本格化させるというのが、私が描いているシナリオです。実際に今、北米にアパホテルを展開していますが、利益率は国内の方が高くなっています。建築認可が希望通りに下りない等のリスクをとってまで、積極的に海外に進出する意義を見出すことはできないというのが、私の今の判断です。
日本のホテル市場は益々拡大する。
今後の日本にとって、最大の成長が期待されるのは観光産業です。私は世界82カ国を巡ってきましたが、日本ほど素晴らしい国はないと確信しています。まず、なんといっても治安が良く、観光客はどこへでも安全に行くことができます。食材が豊富で調理法も研究し尽くされていて、様々な美味しい料理を食べることができます。街は清潔で人々も穏やか、四季があり自然が美しく、歴史的な建築物も豊富、公共交通機関が時間通り運行される等、日本の良さは枚挙に暇がありません。世界でもこんな国は他にはないと思います。
現在はコロナによって、一旦は訪日外国人はゼロとなりましたが、日本の周辺には人口が多い国が多く、それらの国で所得水準が上がってくると、海外旅行への「離陸期」を迎えます。その時にまず訪れるのは、近場にあって、安心して旅ができる日本でしょう。これまでは、中国、韓国、台湾等からの観光客が中心でしたが、今後はタイ、インドネシア、マレーシア、インド等からも観光客が見込まれます。訪日外国人旅行者の数は、2018年に年間3,000万人を突破、今後これは4,000万人、5,000万人と増えていくでしょう。アパホテルにおける外国人旅行者の割合は20-30%でしたが、将来は40-50%になることも想定されます。
アパホテルが進める先進のDX〈デジタル・トランスフォーメーション〉。
ホテルは今、最新のデジタル技術によって、オペレーションが進化しています。アパホテルは技術の導入に非常に先進的で、非接触ということで注目を集めている自動チェックイン機は、アパホテルとオムロンが共同で、世界で初めて開発したものです。1984年オープンのアパホテル第1号、アパホテル〈金沢片町〉には、すでに導入されていました。しかし、まだ銀行のATMも珍しかった時代なので、チェックイン機を利用する人はあまりいませんでした。時代が経つに連れてチェックイン機の利用者は増え、今のアパホテルではフロントにはずらりとチェックイン機を並べ、その横にコンシェルジュも兼ねた数人のスタッフを配置する形にしています。
さらに、これからはチェックイン、チェックアウトのスピーディーさが、より問われるようになるでしょう。アパホテルでは、スマートフォンのアプリや公式サイトで事前にオンライン決済を行い、そこで「アプリチェックイン」を行えば、当日はチェックイン機に二次元バーコードをかざすと1秒で、手続きが完了します。今、この1秒チェックイン機(アプリチェックイン専用機)の導入に注力しており、ちょうどアパホテル全店(直営・FC※佳水郷、アパホテル&リゾート〈上越妙高〉を除く)への導入を済ませたところです。また事前精算ですから、チェックアウトはカードキーをエクスプレスチェックアウトポストに投函するだけ。ポストは投函されたキーの部屋番号を自動的に読み取り、清掃スタッフのスマートフォンにリアルタイムで連絡します。こうして空いた部屋を素早く清掃することで、すぐに別のお客様に販売することが可能になり、ホテルの収益にも貢献しているのです。今のアパホテルのチェックイン、チェックアウトシステムが世界最先端であることは、間違いありません。
このようにアパホテルでは、先進のDXによって、お客様の利便性を向上させると同時に収益率のアップを図っています。しかし、「人へのサービスは人によるものが一番」という考えは、ホテル事業参入時から変わっていません。スタッフには「笑顔はノーコストのサービス」というポリシーを徹底し、「あなたがいるから、このホテルに泊まりに来たのだよ」と言われるような接客を心がけるように指導しています。自動チェックイン機にも、お客様をサポートするスタッフを常に配置して、万が一にも不便がないようにしています。
世界のホテルは、新都市型ホテルに収斂する。
市場が拡大し、デジタルテクノロジーも進化していく中で、ホテル業界も大きく変化しようとしています。この激動の中でも、私はアパホテルが大きなシェアを獲得できると確信しています。その根拠は、ホテル事業開始以来磨いてきた「新都市型ホテル」というコンセプトに、絶対の自信があるからです。
アパホテルは、ビジネスホテルでもシティーホテルでもありません。単に宿泊するスペースを売るのではなく、高品質・高機能・環境対応型という「新都市型ホテル」の基本理念の下に、お客様の「満足」を売っているのです。この結果として、アパホテルは私達の目指す「お客様に選ばれる」ホテルとなっています。
お客様の満足のためにまず大切なことは、ホテルが利便性の高い場所にあることです。ですから、東京であれば都心、それも地下鉄の駅から歩いてすぐの立地を選んで、アパホテルを作ってきました。押し出しのよい外観、広々としたロビー、幅広い作りの受付カウンター等も、お客様に満足を感じてもらうための仕掛けです。300室以上のホテルには大浴場を、さらに多くの客室のあるホテルにはプールをと、顧客満足のための施設の充実にも力を入れています。
また、多くのお客様がホテルの部屋に求めていることは、快適な睡眠と仕事の後の娯楽です。睡眠のためにベッドはシングルでも幅1,400mmの広々としたものに、そして好きな番組や映画を迫力ある大画面で楽しめるように、ミラーリング機能が使える50型の大型液晶テレビを設置しています。
シティーホテルであれば、スタンド等の間接照明で部屋は少し暗めなのが普通ですが、アパホテルの部屋には事務所並の明るさの照明を設置しました。明るい部屋であれば、広いベッドに資料を拡げて、仕事をすることも可能です。明る過ぎると感じるのであれば、調光器で光量を抑えることもできます。照明や空調等のスイッチは全てベッドサイドに集約してあり、部屋の中を探し回る必要もありません。これもお客様の満足を追求した結果です。
アパグループには、寿命はない。
30年や50年など、企業に寿命があるように言われることがあります。しかし私は、企業は進化している限り、永遠の寿命を持っていると考えています。アパグループは創業からその事業内容を時代に応じて変化させ、今のホテル事業中心の形へと進化してきました。そしてそのアパホテルも、最新の技術や世の中の動向を取り入れて、どんどん進化しています。そこで何より忘れてはいけないことは、「お客様に選ばれる」ホテル作りです。創業から50年の実績を誇りにしつつも、これを一つの通過点として、日本における圧倒的なシェアを目指して、アパグループは進化を続けていきます。ご期待ください。
Photo : 秋田 千秋公園にて(2019年9月)
HISTORY アパグループ50年の軌跡
1971年創業。斬新な発想で戸建住宅事業を果敢に展開。
石油危機を信用累積型経営で突破し、マンション事業へ。
1970年、最強の二人三脚が始まる。
創業10年で売上70億円を達成。 ホテル第1号をオープン。
ブラックマンデーを機に「勇気ある撤退」を断行。
84年にはホテル第1号をオープン。ところが87年10月19日、ブラックマンデーが勃発。世界同時株安は一時、日本にも波及したが年内に回復し、株価に連動して地価も上昇。バブル景気の中で元谷外志雄代表は土地価格の暴落を予見し、不動産や資産の売却を断行します。
「逆張りの発想」でバブル崩壊を乗り越え、ホテル事業が東京へ進出。
社名をAPAグループに変更。
元谷芙美子がホテル社長に就任。ホテルの顔として、知名度を高める。
本社を赤坂見附に移転。
日本最高層ホテルを幕張にオープン。
08年のリーマンショックを突破。
頂上戦略のもと、客室数10万室を達成。
日本最大から世界のホテルチェーンへ。
Pioneering A
Unique Future
対処が可能となり、
ピンチはおのずとチャンスに変わる。
順風満帆がいつまでも続かないように、
混乱も長く続くものではない。
その先の勝負は、すでに始まっている。
2020年4月1日、次期中期5ヵ年計画「SUMMIT5-Ⅲ(第三次頂上戦略)」を発表。
2015年4月よりスタートした「SUMMIT5-Ⅱ」では、提携ホテルを含むネットワーク客室数100,000室を目標に掲げ、2020年3月30日時点で100,756室と、目標を達成しました。 また、2019年11月期の連結決算では、売上高1,371億円と過去最高売上を更新するともに、経常利益は335億円と、3年連続で300億円を超えました。
現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため、人の移動が制限され、イベントの開催は自粛、多くのレジャー施設が休業するなど、ホテル業界にとっても大変厳しい状況にあります。
このような中でもアパグループは、中長期的には日本が観光大国となるとの予測のもと、積極的にホテル事業を拡大していき、百花繚乱から寡占化へと向かっていくホテル業界において、日本で圧倒的No.1の地位を築き、寡占化一番乗りを目指していきます。
国内ホテルチェーンで圧倒的No.1の存在となる
● アパホテルネットワーク(パートナーホテルを含む)客室数15万室
● 2025年11月期グループ連結売上高2,000億円、経常利益500億円
【1】客室数及びホテルネットワークの拡大
- 新規開発やM&Aによる直営ホテルの拡大
- 既存ホテルの加盟や新規開発によるフランチャイズの拡大
- パートナーホテルの加盟強化とホテルチェーンとの新たな提携の模索
- 自社サイト「アパ直」のOTA化
【2】お客様から選ばれるホテルへ
- 大量広告による認知度の更なる向上とアパ直への誘導
- 異業種とのコラボレーションによるブランドアップ
- 進化するアパホテルの推進(毎年100項目の進化)
- IT化によるお客様の待ち時間の短縮
- 複数ブランドによる多様な顧客層の獲得
(アーバンリゾート「アパホテル&リゾート」、最上級ブランド「アパホテルプライド」) - OTAサイトの口コミ評価アップへの取り組み
- ホテルリニューアルの推進
【3】オペレーションの効率化
- 自動チェックイン機、エクスプレスチェックアウトボックスの設置拡大と機能向上
- ホテルオペレーションの本部集中化(ネット管理、レベニューマネジメント等)
- オリジナルのレベニューマネジメントシステムの開発
- スマートホテル構想の実現化
- 本社・本部業務におけるIT化、ペーパーレス化の推進
【4】ホテル関連収益の多角化
- 知財戦略強化によるノウハウの収益化
- ホテルコンサルティング業務の強化
- 自社サイト「アパ直」利用ホテルの拡大
- 新築FCの設計・建設業務の請負
- 広告代理店業での外部収益の獲得
【5】人事政策
- 本部集約型のオペレーションに即した組織改編
- 「メガホテル(1,000室超)」最適運営手法の確立
- 多様な人材の活用(グローバル人材の育成、外国人人材の雇用)
- 女性の管理職及び役席者への積極的登用
- 定年制度の見直しを含めた高齢者人材の活用と再教育
- 新卒者の大量採用手法の改良
- 中途採用者の早期戦力化プログラムの策定
【6】海外戦略
- コーストホテルの拡大(北米西部から東部への進出)
- 東南アジアにおけるホテル展開のパートナーの発掘
【7】環境・安全への配慮
- ホテルの省エネ化の更なる推進
- 環境負荷の観点からのアメニティの見直し
- 救命講習受講推進(直営ホテルで100%受講)
【8】総合都市開発事業
- ホテル&マンションを核とした総合都市開発事業の展開
ホテル部門[数値目標]
- アパホテルブランド客室数10万室
- アパホテルネットワーク客室数15万室
- ホテル部門売上高2025年度1,800億円
- ダイレクトチャネル予約率2025年3月50% ※
- アパアプリダウンロード数2025年3月末累計500万DL ※
- 訪日外国人宿泊人数2024年度800万人 ※
- 国内OTA口コミ評価2025年3月末4.2点 ※
住宅部門[数値目標]
- 住宅部門売上高2025年度200億円
- マンション管理戸数30,000戸
- 賃貸事業での自社保証物件入居率95%、全体入居率90%以上
25年11月期のグループ連結売上高2,000億円、経常利益500億円を目指します。
この目標達成に向けて、新規開発やM&Aによる直営ホテルの拡大、オペレーションの効率化、ホテル関連収益の多角化などを推進。
常に新しい価値をお客様に提供し、選ばれるホテルネットワークを目指していきます。
1.アパホテル&リゾート〈大阪梅田駅タワー〉
2023年1月開業予定
地上34階/全1,704室2.アパホテル〈上野駅前〉
2021年6月開業
地上15階/全421室3.アパホテル〈名古屋駅前〉
2021年7月開業
地上14階・地下1階/全403室4.アパホテル&リゾート〈六本木駅東〉
2022年11月開業予定
地上18階・地下1階/全693室5.アパホテル&リゾート〈新潟駅前大通〉
2022年2月開業予定
地上19階/全1,001室6.アパホテル&リゾート〈大阪難波駅タワー〉
2024年夏開業予定
地上40階/全2,060室
1.アパホテル〈西船橋駅前〉
2021年6月開業予定
地上13階/全166室2.アパホテル〈博多駅前二丁目〉
2021年9月開業予定
地上13階/全147室3.アパホテル〈博多駅前三丁目〉
2021年9月開業予定
地上14階/全236室4.アパホテル〈浅草 雷門南〉
2021年9月開業予定
地上14階/全104室5.アパホテル〈近鉄奈良駅前〉
2021年9月開業予定
地上6階/全163室6.アパホテル〈秋葉原駅東〉
2021年10月開業予定
地上11階/全168室
1.アパホテル〈博多祇園駅前〉
2021年12月開業予定
地上14階/全308室2.アパホテル〈なんば心斎橋東〉
2022年4月開業予定
地上10階/全202室3.アパホテル〈別府駅前〉
2022年4月開業予定
地上11階/全177室4.アパホテル〈浅草 新御徒町駅前〉
2022年7月開業予定
地上14階/全180室5.アパホテル〈浅草 蔵前北〉
2022年8月開業予定
地上14階/全218室6.アパホテル〈上野駅南〉
2022年8月開業予定
地上15階/全291室
1.アパホテル〈浅草 蔵前駅前〉
2022年9月開業予定
地上14階/全125室2.アパホテル〈小山〉
2022年開業予定
地上10階/全130室3.アパホテル〈鹿島〉
2022年開業予定
地上9階/全170室4.アパホテル〈金沢片町交差点〉
2023年開業予定
地上13階/全215室5.金沢芳斉プロジェクト
2023年開業予定
地上6階/全162室
665ホテル・102,708室、
累積会員数1,900万名突破。
世界有数の
「新都市型ホテル」チェーンへ。
海外第一号となるAPA HOTEL WOODBRIDGEをフランチャイズ方式で開業。
アパの世界戦略元年と位置づけた2016年9月には
北米のホテルチェーン「Coast Hotels」を取得し、
現在アパホテルネットワークは、国内外で665ホテル102,708室となります。
01.APA HOTEL WOODBRIDGE
New Jersey, USA
地上11階[200室]02.COAST victoria hotel & marina by APA
British Columbia, Canada
地上10階[132室]03.COAST edmonton plaza hotel by APA
Alberta, Canada
地上21階[300室]04.COAST coal harbour vancouver hotel by APA
British Columbia, Canada
地上20階[220室]
01.COAST prince george hotel by APA
British Columbia, Canada
地上10階[159室]02.Coast West Edmonton Hotel & Conference Centre
エドモントン[172室]03.Coast Oliver Hotel
オリバー[83室]04.Coast Swift Current Hotel
スウィフト・カレント[65室]05.Coast Nisku Inn & Conference Centre
ニスク[156室]06.Tekarra Lodge
ジャスパー[53室]
01.COAST chilliwack hotel by APA
British Columbia, Canada 地上9階[110室]02.The Benson, A Coast Hotel
ポートランド[ 287室]03.Hotel 116, A Coast Hotel
ベルビュー[176室]04.Coast Hilltop Inn
プルマン[115室]05.Waimea Plantation Cottages, a Coast Resort
ワイメア[59室]06.The West Beach Inn, A Coast Hotel
サンタ・バーバラ[46室]
01.Campus Tower Suite Hotel
エドモントン[90室]02.Coast Wenatchee Centre Hotel
ワナッチー[147室]03.Coast Gateway Hotel
シアトル[143室]04.Coast Bastion Hotel
ナナイモ[179室]05.Coast Sundance Lodge
サン・ピークス[84室]
01.Coast Anabelle Hotel
バーバンク[45室]02.The Safari Inn, A Coast Hotel
バーバンク[55室]03.Coast Inn at Lake Hood
アンカレッジ[141室]04.Coast Hillcrest Hotel
レブルストーク[75室]05.Coast Kamloops Hotel & Conference Centre
カムループス[202室]
01.Coast Parksville Hotel
パークスビル[36室]02.Coast Discovery Inn
キャンベル・リバー[89室]03.Coast Canmore Hotel & Conference Centre
キャンモア[164室]04.Coast Lethbridge Hotel & Conference Centre
レスブリッジ[103室]05.Coast Langley City Hotel & Convention Centre
ラングリー[77室]06.Coast Vancouver Airport Hotel
バンクーバー[133室]
01.Coast Osoyoos Beach Hotel
オソイヨーズ[61室]02.Coast Abbotsford Hotel & Suites
アボッツフォード[60室]03.Coast High Country Inn
ホワイトホース[82室]04.Coast Fraser Inn
ウィリアムズ・レイク[79室]05.Coast Tsawwassen Inn
デルタ[90室]06.Coast Capri Hotel
ケロウナ[185室]
Photo : バースデーの会(2019年6月)